地方議員の厚生年金加入議論について
昨今、マスコミ等でも取り上げられている「地方議員の厚生年金加入議論」でございますが、京都党は、下記3点の理由から地方議員の厚生年金の加入には反対です。
1.皆様の税金である公費の負担が大きい
厚生年金は労使折半であるため、地方議員が加入することで新たに公費負担が発生します。一部報道では年200億円(国全体で)と言われており、現在の京都市及び全国の地方自治体の財政状況を鑑みると、負担が大きすぎます。
2.地方議員は非常勤である
地方議員は非常勤の公務員です。民間企業であれば、厚生年金への加入は常勤が要件となっています。例えば、株式会社の非常勤取締役は、厚生年金に加入することができません。地方議員だけ非常勤にも関わらず厚生年金に加入できるとなると不公平であります。
3.自営業者等は国民年金である
自営業者等、厚生年金の加入要件を満たさない市民は国民年金に加入しております。
自営業者等は国民年金しか加入できないにも関わらず、地方議員は厚生年金に加入すべきというのは、不公平であります。
また、老後の備えという意味では国民年金基金や確定拠出年金401Kなど税制上優遇されている制度が整備されております。
引き続き、京都市会でも議論を深めて参ります。