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代表質問 村山祥栄議員(2015年5月議会)

2015年5月21日代表質問草稿

このたびは一議席増の5議席を頂き、市民の皆様に深く御礼申し上げたい。
さて、京都党といえばこれまでから行政の課題や問題点を厳しく指摘してきた。しかし、それはバッシングでも反対の為の反対でもない。
組織論の大家、太田肇同志社大学教授著の公務員革命には次のような一節がある。
「そこ(公務員)には目にみえない「やる気の天井」があるかのようだ。」
「役所には不合理な制度や慣行がいつまでも残っている。中略
実は職員の多くはそれに気付いている。いかし、それを変えようとすると、既得権を得ている人や制度に安住している人たちからの抵抗に遭う。それでも改革しようとする人間関係のストレスは大きいし、返り血を浴びる覚悟も必要だ。だから、不合理な制度や慣行は、いよいよ外圧に耐えられなくなるまであらためられないのである。」
私たちは外圧であり、、市民を乗せた黒船でありたいと思う。かつて黒船によって古い慣習を打破し、新たな文化が持ち込ように、京都市の古い慣習を打ち破り、新たな価値観を創造することを改めてお約束し、決意としたい。


● 国からの出向について
津田議長就任の挨拶でも地方創生元年だというお言葉がございましたが、地方分権が加速し、地方の自立がより強く求められる時代に突入していることは言うまでもなく、国と地方の関係は対等、地方はしっかり自立を目指すべきだということはいうまでもありません。
しかし、市役所の中には「国は上、地方は下」という概念がすっかり根付いております。
法令の優先順位や地方交付金等の財務はもちろんのことですが、人事においてもその傾向は顕著であります。
国と地方の人事交流は、総務省地方分権推進計画によると「相互対等交流の促進」とあるがポストをみるとそうではない。
平成25年度、 国から地方への出向者1653人うち部長級以上は345人、地方から国へは2423人で部長級以上は1名のみである。総務省の採用昇任等基本方針「能力及び実績に基づく適材適所の人事配置を図る」というが、これは適正といえるのか。
問題点は3つ
1、暗に国と地方の上下関係を構築し、地方自立を阻害している
2、地方公務員のモチベーションを下げる
3、地方公務員が就任できる主要ポストの減少
なぜ迎え続けねばならないか。見直しされる考えはないのか。人事権者としてのご所見を伺いたい。


● 四条通歩道拡幅について
四条通拡幅については、都市計画審議会を含め概ね方向性については確認、承認が行われてきたわけだが、昨秋、まちづくり委員会に詳細図面が報告され、ここではじめて大変なことになるという認識をもった。私はまちづくり委員会だったので、このテラス型バス停が大渋滞を巻き起こすと厳しく指摘をしてきた。交通工学を用いて渋滞しないといの答弁が繰り返されたが、私はかつてバスの運行分析調査を行ったことも踏まえ、このまま突入すれば必ず渋滞は起こると指摘を続けた。テラス型を廃してたまりへの引き込み型を再三に渡って訴えておりましたし、いっそのこと一般車両の流入禁止すればいいという提案も、バス待ちスペースとバス停そのものを分けることで現在のバス停前の混雑緩和を図る提案も、カーナビに基づく流入懸念も、指摘してきたはずです。委員会関係者からは「なぜ、そんな執拗以上に指摘を続けるのか」と揶揄されたが、蓋を開ければ、その通りになったのはいうまでもありません。もう少し京都党の言もお聞き届け頂きたいと思うわけです。
さて、私どもは、現実的な提案を、これはずっと継続して申し上げていることですが、とにかくテラス型を廃し、たまり部分にバス停を移設頂き、大幅な渋滞緩和をお願いしたい。
テラス型を継続せざるを得ないと仰るならば、緊急車両用のゼブラゾーンを使い、追い越し出来るように修正いただきたいと思います。幸いバス停は向かい合っておらず、上下線共々ずらして設置されておりますので、ポールなどを立てればバス停前のみ追い越しゾーンを設置させるなどの策を講じ、バス停停車中のバス対策をしっかり行っていただきたいと思います。御所見を求めて終わります。

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