２月議会を振り返って
平成29年度予算の財源不足は約140億円。今議会は、市の財政状況がいよいよ切迫してきたことを物語る状況でした。この間、市債の発行抑制、人件費の削減や事務事業の見直し等は実施されたものの、私たちが議会で警鐘を鳴らし続けていたほどには市の危機感に欠けていたことが否めません。財政に余裕があるように見えても、京都市の経常収支比率は政令市ワースト１位（H27）であり、今年度も改善が見られません。改めて将来への見通しの甘さを指摘し、人事面に本格的な経営的観点を盛り込むなど、一層の取組みを求めております。
また、土壌汚染が疑われる京都の中央市場への土壌調査、皇室を京都にお迎えをする取組みを筆頭に幅広く提案、要求を行いました。
予算審議では、平成29年度予算全体において文化庁の移転や子育て支援の充実などを求め賛成すると共に、補正予算では議員報酬10％カットによる社会福祉事業への財源活用に努めております。その他、京都市立芸術大学の移転計画に関しては、跡地活用が後回しになっている課題や新規移転先が交通主要エリアとして有効性を見いだすべきとの観点から反対致しました。
財政を正しく見つめ、税金のムダ遣いの解消を徹底し、事なかれ主義を許さない姿勢で取り組んで参りました。
