観光客にも一定のご負担を~宿泊税実施に向けて~
「具体的にこの宿泊税の導入を是非検討していただきたい。」
平成28年3月15日、予算委員会での村山議員は提言した。ちょうど民泊やバスの混雑など観光客増加に伴う問題が顕在化し始めていた頃だった。観光客から一定の負担を頂き観光整備をする必要性を説いていた。それから一年半、過日宿泊税は京都市議会で可決された。
当時から、東京や大阪のような課税方法ではなく、欧州のように5つ星の星の数によって課税するという段階的課税を日本でも実施するべきだと主張しており、今回の京都市の宿泊税は5つ星制の導入こそ見送られたが、段階的課税の実施という形で決着した。次の問題は、財源を何にどう使うかが問われている。必要なのは、財源で観光客専用のバス路線を設置するなどバスの混雑緩和に特化させることや、文化財保護に特化した使い方をしないと、観光客も市民もはたまた徴税業務を行うホテルや旅館も納得しない。負担をいただく くなら分かりやすく、納得感のある仕組みが最重要だと主張している。
今後の展開に注目が集まる。