9月議会を振り返って
9月議会は序盤から揉めました。9月下旬、衆議院解散の意向が示されると、10月末までタイトに埋まっていた議会日程は早々に中断の話が持ち上がりました。市会議員にとって最優先すべき公務は議会ではないのでしょうか。国政選挙の応援のために決算審議を短縮するなど納得いくはずもありません。これまでの国政選挙が市議会日程と重なる度に警鐘を鳴らしており、今回も京都党として反対の意向を表明しました。国政選挙の応援を優先する会派多数で中断となりましたが、慣習的に行われつつあった審議中断を改めて精査する問題提起は今後の意思決定に影響を与えそうです。
また、本題の決算も苦渋の末、「不認定」との決断をしました。財政状況はいよいよ深刻で、予算不足分を大幅に将来世代の負担に頼らざるを得ないものでした。この状況下でもなお、支出の抑制は不十分で「DO YOU KYOTOキャンペーン」をはじめとした啓発啓蒙事業への効果不足を指摘しました。その他、備品購入に関しても不要な物品購入が目立ち、全庁的なコスト意識は希薄なままです。財源に余裕があればやるべき事業はもっとあります。しかし、将来世代に負担してもらってでもすべき事業なのか、財源の余裕なき今、本気で向き合わねばなりません。
- (2017/11/13) 代表質問 森かれん議員(2017年9月議会)
- (2017/11/12) 代表質問 大津裕太議員(2017年9月議会)
- (2017/11/11) 観光客にも一定のご負担を~宿泊税実施に向けて~
- (2017/11/10) 質疑摘録