京都党市会議員団ブログ

トップページ > 市会情報 > 代表質問 江村理紗議員(2020年2月議会)

代表質問 江村理紗議員(2020年2月議会)

2月予算議会代表質問

右京区選出の江村りさです。地域政党京都党市会議員団を代表いたしまして、小山田春樹議員、神谷修平議員と共に、令和2年度の予算案について質疑いたします。

 私たち京都党の各議員は京都市が緊迫した財政状況であることから、市の財政再建や民間活力の一層の促進を提言する村山祥栄前京都市議を応援してまいりましたが、残念ながら結果は及びませんでした。お力をいただいた皆様に心からお詫びいたしますと共に、御礼申し上げます。今回の選挙で示された民意をしっかりと受け止め、私たちとしての反省点を洗い出し向き合ってまいります。
今回の市長選挙では、財政の立て直しや人口減少への対応、市内への観光客急増に伴う対応が争点となった他、西京区の洛西ニュータウンへの新交通整備についても各候補から整備に向け提案がなされました。都市開発の前提だった市営地下鉄東西線の延伸は、財政難で進まないまま40年が経過し、改めてこれまでの行政対応にスポットが当たる機会となりました。門川市長からは、「京都市政は、みんなでつくる自治会の大きな組織のようなもので、誰一人取り残さない。」とのお言葉もありました通り、新たなスタートをきられましたこれからの4年間に、是非市民の皆様から寄せられた市民生活における切実なお声に耳を傾けていただき、課題解消に向けお取り組みをいただきますようよろしくお願いいたします。
そこでまず、お聞き致します。今回の予算案には、市長と市民との141のお約束・公約の8割を計上となっておりますが、これらの具体的な達成時期や数値目標などは今後どのように管理されていかれるのか、またどのように市民の皆様にお伝えなさっていくのかをお示しいただきたいと思います。

また、今回の市長選挙では増加する観光への対策が争点の一つとなりましたが、新型コロナウイルスが猛威をふるう中で、あっという間に観光客は激減し、繁華街や観光地は閑散としてしまいました。観光産業は脆弱で浮き沈みの激しいというリスクを再認識させられます。今回の観光客激減が京都に与える影響や緊急的に想定される被害はどのくらいであると想定されますでしょうか。全体の産業の中で、観光産業はどのくらいが適正であるとお考えでしょうか。市長も昨今は観光に注力なされることから少しトーンを下げられたようにお見受けしますが、どのように受け止めておられるかご所見をお聞かせください。

最後に、市長は3期12年を振り返られた際に、財政については課題が残るとの見解を述べられました。今回はご当選後初めての予算案となります。令和2年度の予算案は、公債償還基金の取り崩しがさらに積み重なるうえに、調整債という新たな禁じ手を追加され、本来中期財政見通しに沿って進めていれば特別な財源対策から既に脱却し財政再建に向け軌道に乗り始めているはずにも関わらず、目標未達のままさらに傷口は拡大しております。財政調整基金も底をつきました。
常に新たなサービスを求められる分、税収を増やすことで帳尻を合わせていくことを財政当局は見据えておられるようですが、その見通しはここまで財政が緊迫してしまっていることからも大変危惧しております。後に同僚議員から財政について質疑致しますが、この財政面においても確実な目標達成に向けての管理を徹底いただきますよう要望致します。
京都党市会議員団は、今後も二元代表制のもとに市長と議員は車の両輪であるという良き緊張感を堅持し、より良い京都市政を見据え政策提案をいたしますと共に、ときには考え方の違いから厳しい指摘も致しますが、市民の皆様の幸せと京都市の発展を願うという同じ思いのもと、更なる政策の実現に向け全力で取り組んでまいります。

以上で私の質疑を終えます。ありがとうございました。

page top

京都党市会議員団ブログ公式ウェブサイト 地域政党 京都党公式ウェブサイト

地域政党 京都党
無所属市会議員団
〒604-0925
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL 075-222-4035
FAX 075-213-3301