市会報告~平成25年9月定例会~
10月28日、9月定例会が閉会しました。9月16日に発生した台風18号に関する臨時の41億7,800万円の補正予算を審議し、24年度決算について審査をしました。また京都党からは佐々木たかし市議と江村りさ市議が市長に対し代表質問をしました。代表質問の詳細は以下のサイトをご覧ください。
●京都党平成25年度9月定例会代表質問
9月補正予算は、1.被災者へのきめ細かな支援(2億9,100万円)、2. 被害を受けた民間社会福祉施設への復旧支援(3,000万円)、3. 被害を受けた中小企業等への復旧支援(20億円)、4. 道路等の都市・生活基盤の迅速な復旧(16億4,000万円)、5. 早期に復旧した嵐山はじめとする京都の観光PR(8,000万円)をはじめ合計で41億7,800万円。補正予算の審議において京都党市会議員団は防災ポータルサイトの問題などを質疑しました。
防災ポータルサイトは昨年に京都市が構築をしたものの設計に不備があり、台風18号による避難指示が出された午前5時ごろから全くアクセスできない状況となるなどの問題が生じました。本市も防災ポータルサイトの問題を認め、WEBサイトをはじめ市民への情報発信を改善するとの答弁がありました。補正予算は京都党市会議員団をはじめ全会派一致の賛成で可決されました。
平成24年度京都市決算は、全会計で170億円程度の黒字となり実質市債残高が全会計で302億円の縮減となりました。一見、財政状況が好転しているようですが、臨時財政対策債を含んだ市債残高は全会計で63億円が増加しています。また将来負担比率も5大都市(京都市、大阪市、神戸市、横浜市、名古屋市)の中で最も高い235.4%であり、財政状況はまだまだ非常に厳しい状況にあります。だからこそ、ごみ収集業務の民間委託をはじめより一層の徹底した行財政改革が必要です。
決算審議の市長総括においては京都府との2重行政の問題や京都市土地開発公社について質疑しました。2重行政については排出権取引制度について質疑しました。土地開発公社については塩漬け土地の問題などについて質疑をしました。それぞれの質疑の詳細についは以下のサイトをご覧ください。24年度決算は共産党を除く全会派の賛成で認定されました。
●DO YOU KYOTO? クレジット制度
●市民に隠された91億円の負債。知られざる「土地開発公社」の実態
市民に隠された91億円の負債。知られざる「土地開発公社」の実態の詳細はこちら
京都党市会議員団は今後とも徹底した行財政改革を訴え続けながら、台風18号の教訓を踏まえた効率かつ効果的な防災政策について議論をし続けてまいります。